vol.40  「 適正ゲージのお話 」
こんにちは!
丸安毛糸株式会社・素材企画部の小林康子です。

今回は、4月にお伝えした vol.10 「番手の計算」に続きニットの基礎知識シリーズとして、
糸とゲージの関係について少しお話したいと思います。
ニットをはじめたばかり、という方々が回りにいらっしゃいましたら、
是非、教えてあげてください。
素材をプレゼンしていると、「だいたい何ゲージが適正ですか?」とか、
「○○ゲージにはいりますか?」などの質問をよくいただきます。

一般的には、
目安として『毛番=ゲージ』といわれます。
たとえば、
1/12=12G
1/7=7G
1/5=5G
1/3=3G・・・

となるわけです。

しかし、これはあくまでも目安で、
2/60、2/48、2/30、1/43、1/27・・・・などなどになってくると、
素材や形状によって全く変わってきます。
そして、天竺やリブなどの編地の種類によっても変わってくるからやっかいです。
そして最終的には正直なところ好みの問題です・・・。

一般的な梳毛を例にとりますと、
2/60(1/30)を一本取りでかける場合、
天竺だと18ゲージか16ゲージがだいたい適正です。
二本取り(1/30×2→1/15)だと、14Gか12Gが適正です。

2/48(1/24)一本取りだと
天竺で16ゲージが14ゲージがだいたい適正です。
二本取り(1/24×2→1/12)だと12Gが適正です。

これがファンシーヤーンになってくるとだいぶ変わってきます。

1/44のモヘアのタムタムヤーンを例にとると、
番手のイメージだと18Gに入ってしまいそうですが、
実際に18Gで編んでしまうとガチガチになってしまい、
せっかくの毛がふかなくなってしまいます。
なので、12Gで編んでいます。
タムタムヤーンの場合は、かなりゲージを落として編むことをおすすめします。
(例)1/44のモヘヤタムタムヤーン『12G−1PLY 自動機透かし柄』↓


また、異素材を組み合わせて2本引きそろえなどで編む場合は、
番手を一度デニールに直してしまうのがわかりやすいと思います。

たとえば、
『Bebe 1/6(リリヤーン)』『Cannelle 1/7(ブークレー)』を二重臼で編む場合、

1/6=9000÷6=1500デニール
1/7=9000÷7=1285デニール
1500+1285=2785デニール
9000÷2785=3.2


なので、総合番手は毛番で約1/3.2となります。
そうすると、適正ゲージは5G、又は3Gとなります。
この場合、2素材ともウールのファンシーヤーンで、
度甘に編んで縮絨でふっくら仕上げたいので、3Gのほうが良いと思います。
『3G−Bebe1PLY×Cannelle1PLY 二重臼タック柄』↓


このように、素材によって色々なケースがありますが、少し参考になれば幸いです。
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