vol.59  「 ファンシーヤーンのお話 」
はじめまして!
丸安毛糸株式会社・素材企画部の大久保千聖です。

今回から、メルマガを担当することになりました。
私も勉強しながらメルマガを書いていきたいと思います!
どんどん質問・意見お待ちしています。







今回は、形状の変わった糸、ファンシーヤーン についてのお話です。


意匠撚糸、別名ファンシーヤーンと呼ばれるものです。
意匠=デザイン
意匠撚糸=デザインされた糸  です。

名前の通り、糸の表面に色や形状の加工をし、特徴のある 表情や風合い、装飾効果を持たせた糸です。

作り方は大きく分けて、種類。

通常ですと、撚糸(糸を撚る)段階で形状を作る場合と、 紡績工程で形状を作る場合の2種類です。

ファンシーヤーンは、
    芯糸・・・芯になる糸
    絡み糸・・・装飾糸
    押え・・・装飾糸と芯糸を押さえてとめる糸 の3つの糸で構成されています。
今回は、ループヤーンの種類をご紹介しようと思います。

ループヤーン・・・
糸の撚りの回数の差を利用した糸です。 糸に撚りを加えると、糸はまっすぐな状態が 維持できなくなり‘カール‘します。この‘カール‘ した状態がループ(輪っか)になります。
芯糸と逆の方向に撚りをかけて、ループ を作った糸です。

このループヤーンを親として、従兄弟のような糸があります。

ブークレヤーン・・・ループが細かくなった糸
ジャンボループ・・・ループが大きくなった糸

タムタムヤーン(シャギーヤーン)・・・ループの部分をカットして、毛羽をだした糸 モヘアにもこの形状のものがあります。(タムタムモヘア)

カールヤーン・・・絡み糸の撚りを強くして、ループを角のように とがらせた糸


ループヤーンの編み地の特徴は、肉厚で、軽くなります。
空気を多く含むからです。
ふかふかのタオルは、ループの先が膨らんで丸くなる。 という状態と同じです。

ループの状態を維持するため、ハリのある原料を使うことが 多くあります。
ですから、より空気を多く含んだ編み地になるのです。
度甘に編んでください。

春夏よりは、秋冬に多く使われる糸かと思います。
ジャカード柄に部分的に使われていることもよくあります。

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